デザイナー Kodera Yohei

深く追求する探究心と、広い好奇心が必要。

ショッピングモールのツール制作を担当しています。ヒアリングからコンセプトを設計し、ビジュアル制作していくのですが、制作の途中で一旦立ち止まって離れて見たり、近づいて見たりを繰り返しています。デザイナーの主観になりすぎないため、相対的な正しい距離感や大きさなど、ミリ単位で調整して仕上げます。広告は見る人のものであるため、作り手の思い入れも必要ですが、クライアントの意向を汲み取ったちょうど良い「適当(=適正)」でなければならないのです。一方で、ビジネスツールにおける「良いデザイン」には必ず理由があるため、漫然と「かっこいい」と感じるだけではなく、「理由」を大切にし、なぜ良いのか、なぜ他と何が違うのかを深く追求する探究心が必要です。また、新しくショッピングモールがオープンした際は足を運び、館内サインのデザインやファッション、ブランドなどの最新トレンドをチェックするなど、広い好奇心も必要だと思います。

微細な変化を捉え、その「一瞬」を判断する。

休日にテニスをするなどアウトドア派でしたが、コロナの影響もあり人混みを避け、山登りをするようになりました。小学生の頃まで毎年登っていたのですが、何十年ぶりに再開したら思いのほか気持ちよく、奥多摩、神奈川、山梨、群馬などの山に登っています。目指すゴールは山頂ですが、迷うことなく登るためには事前の準備や計画が重要です。デザインの仕事も同じで、段取りやコンセプトに時間をかけます。コンセプトが決まったら、あとはそこに向けてひたすら登るだけです。一方、刻々と変化する天候や状況にあわせ、臨機応変にコース変更する必要があります。判断の遅れはリカバリーに影響するため、「一瞬」の判断が重要です。チームで仕事をする場合でも、周囲の状況に目を配り、微細な変化を感じて「一瞬」を見逃さないようにしています。アートディレクターとして、デザイナー一人ひとりの個性を伸ばし、技術的なスキルはもちろん、仕事への向き合い方も育てていきたいと思います。

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